平成25年7月

12日料理 ハンバーガーを作ろう!
29日映画 「風立ちぬ」どうよ?

平成25年7月12日(金) ハンバーガーを作ろう!

  1. ハンバーグを作ります。
  2. 他の具材と一緒に、パンに挟みます。
  3. で、
    完成です。
 簡単だねっ!
 みんなもやってみよう!じゃぁねーっ!



 ウソですスンマセン最近めっきり料理することがメインの楽しみなもんでもう少し語らせてくださいぃぃぃ…



 冷凍庫を開けると見慣れぬビニール袋。あれ?これ何だっけ?
 …あー、煮込んだ牛すじ肉を小分けにして冷凍してたんだっけか。すっかり忘れてた。どのくらい前のヤツだっけ?
 もう古くなっちゃったかなぁ。捨てる?でも、煮付けるの結構手間かかってンのよ。もったいないなぁ~…ん~…

 とりあえず、冷蔵庫に移して24時間。
 解凍されたヤツの臭いを嗅いでみて…あら、全然大丈夫だわ。イケる。とっとと何かに使っちまおう。

 そして、思いあまって
 手動ミンチ!
 うむ! シ ン ド イ ! こんなン手でやるもんじゃねーよ!包丁2本用意して両手でトトトトトトンッ!ってのをやろうと思ったら、そこらじゅうに飛び散ってとんでもないことになったよ!ダメだよ!ダメだよ!
 はぁ…疲れた…

 これと、牛ミンチ・豚ミンチをそれぞれ1:1:1の割合でボールに入れ、全量の1%の塩を入れて練る。
 粘りが出るまで練る。
 練る。練る。練る。
 ビニール袋に手ェ突っ込んで、それで練ると手に着かなくてイイ!とか思ってるヤツいたらやめとけ。ビニールが手からズレるし、下手な圧力かかったら破れる上にカスが入るかもしれない。ええ、経験者が言うのだから間違いない。(泣)

 塩がタンパク質を溶かして、ねっとりと粘りを帯びてきます。ここまで練ることが出来れば次工程へ。
 必要具材を一気混ぜ。
 
  1. 生卵
  2. 牛乳に浸して絞ったパン粉
  3. みじん切りをバターで炒めて一晩寝かせておいた玉ねぎ
  4. ナツメグ
  5. ビニール袋(泣)
 入れたらまた練る!練る!練る!
 十分混ざったらハンバーグのタネ完成。ラップを掛けて冷蔵庫へ。そうするとタネが落ち着いて、まとめやすくなります。


 30分後。


 さて、焼きに入りましょうか。
 手にサラダ油を塗って、寝かせておいたタネを適量取って小判型にします。両手でキャッチボールをするように「パパパパン!」すること。空気抜かないと割れちゃいますから。
 1.5cmくらいの厚さまで潰して、片面の真ん中を指で凹ませて、凹ませた側を下にして熱したフライパンへ。鉄フライパンが良さそうです。
 焼面が固まったら、フライパンににじみ出た油を拭き取ってから(これ重要)ひっくり返す。すかさず赤ワインを入れてフタをして、蒸し焼きにします。

 待つこと6分。

 その間にパンなどの用意。
 パン(バンズ)、今回はベーグルを用意。上側7割の厚さで切って、オーブンで焼きます。
 レタスは2枚用意。水で洗ったらキッチンペーパーで拭いてね。
 トマト。大きめのヤツを輪切り(っつーのかな?)。
 バーガーソースも作成。ケチャップ2:ソース1に醤油とお酢とマスタードを少々。これを混ぜるだけ~。
 ついでにタルタルソースも自作。ゆで卵を細かく刻んで、水にさらした生玉ねぎみじん切り&ピクルスみじん切りといっしょにマヨネーズであえて、そこにレモンとマジックソルト。簡単。

 焼き上がったハンバーグを引っ張り上げて、いよいよ仕上げです。
 バンズ下→レタス→バーガーソース→ハンバーグ→タルタル→トマト→レタス→バンズ上の順で重ね合わせると…
 こうなる、と。

 これを上からググッと潰して、大きく口を開けて一気にガシッ!
 ぅうううううう ん ま ー っ !!!
 世のハンバーガー屋がいかに既製品かを思い知る一品。こりゃいいや!ステキ!


 おっとっと。こんなアメリカナイズな食生活じゃイカンですね。やっぱ日本の食卓であるべき?
 そのままのハンバーグももちろんいいよね!

 ハンバーグにつきましては一家言お持ちの方も多いのではないでしょうか?
 いつものことながら他力本願。旨いハンバーグの情報募集中です!(おおいばり)合掌。


平成25年7月29日(月) 「風立ちぬ」どうよ?

 普通は松田聖子の方じゃないのかよぉーっ!←オヤジ世代の暴走。

 イマドキなら、
 どうやらコッチの方らしい。



 生
 き
 ね
 ば
  。


 の文字のインパクトが強すぎて、タイトル思い出せなくなる映画ランキング第一位(オレ調べ)。そんな最新ジブリ映画を観てきたわけですよ。ねぎらいも兼ねて嫁と観てきたわけですよ。
 時間が取れたのでいちおう平日、しかもちょっと小さめの映画館を選んで、上映50分前に窓口でチケットを取ったわけですよ。でもその時点で既にほぼ満席で席が選べなかったという驚愕の事実。なんだかんだで話題作スゲー…
 つーか、よく考えれば夏休みが始まってたのね…社会人には無縁なわけで。トホホ。

 つっても、コイツは小学生くらいの子が観てもあんま楽しめないかも。ラピュタもトトロもポニョも出てきません。そういったメインキャラのない、どっちかっつーとオヤジ世代がノスタルジックになれる“ファンタジー”です。
 劇的なクライマックスも、燃える戦闘シーンもほとんど無い。ただただ、主人公の淡々とした飛行機への情熱が描かれる。物語中、戦争もある。震災もある。恋愛も。でも、それに焦点が当たることはない。
 だが、それがいい。
 一言で表すなら「…うん、いい映画だ」。それだけ。その一言が全て。飛行機への「あこがれ」と「挑戦」と「畏怖」、どうにもならない体制の中で貫く夢。その姿が、心の情景を浮かばせるのかもしれません。



 物語は、夢に始まり夢に終わる。

 大正時代から昭和初期にかけて、飛行機開発で他国の後塵を拝してきた日本。空にあこがれ、飛行機にあこがれた男達が、遅れた20年を取り戻しにかかる。
 時は戦乱の世、飛行機は“兵器”として扱われるのが前提。開発の発注元は軍。それが何を意味するかは分かっている。しかし、男達にあるのは「最高の飛行機を開発したい」その想いだけだった。
 幼少の頃に見た夢の中で、ドイツの高名な飛行機デザイナーと親交を交わした(?)主人公。飛行機開発への想いを持ったまま成長し、三菱の航空機部門へ就職。後にあの零戦を開発することになるのですが、その一途なまでの情熱は今の私たちにも十分響くものでした。
 たぐいまれなる才能を持ってして開発に尽力し、失敗し、先進国のドイツへ視察しに行き、チーフに抜擢されてまた失敗し…
 全てが終わり、夢でまたドイツ人デザイナーと出会う。夢を語り合う。最愛の人に出会う。
 「生きて」。

 ラストのユーミン歌う主題歌、荒井由美時分の歌のはずですが、この映画の全てを表すような…聞き入りました。
 空に 憧れて 空を かけてゆく
 あの子の命は ひこうき雲
 2時間ちょっと、久しぶりに充実した時を過ごせたような気がします。

 監督の宮崎駿氏は、一部では軍事オタクとしても有名。そのこだわりが遺憾なく発揮された細かい設定にも納得。
 ラストシーンの夢、「ああ、やっぱり…」という気持ちと共に泣きそうになりました。
 いい感じです。よろしければ是非。



 さて、嫁の意見。
 「庵野に違和感」※庵野秀明…アニメ「エヴァンゲリオン」監督として有名。「風の谷のナウシカ」の巨神兵の生みの親でもある。宮崎監督の「アイツに声を当てさせよう」という発案の犠牲者。もちろん声優としてはド素人。
 うん、そうだね。そうなんだけど…そゆ細かいコト、いいじゃん…。合掌。