平成24年10月

4日スロ 心機一転初出勤
9日スロ 落とし物拾った
10日料理 続!るーろーはーんっ!!
15日仕事 いったいどういなってんだこりゃ
16日スロ ノーボーナスデー14
18日スロ 肉2哀愁
21日料理 Let's牡蠣の佃煮!
24日PC バカに権力を与えるなっちゅーの
26日雑記 皮剥いて吊せ
27日雑記 天賦の才
28日雑記 琥珀色
30日雑記 You can fly!

平成24年10月4日(木) 心機一転初出勤

 社員という役職からは先月で解放されましたが、残務と後任育成のために少しだけバイトとして残ることになっております。
 10月1日からも変わらず出勤。
 と言っても、待遇は従来よりも緩くなっており、出勤も9時半でいいとのこと。残業も無し、出勤は週4日など、今までからは考えられないくらいの好待遇ですね。そんなに辞められると困るのでしょうか?辞めるけどな。

 それはさておき、せっかく時間の融通が利くようになったのだから…
 パチスロも復帰すべきだとは思わぬか皆の衆?
 なぁ?なぁ?そうよなぁ?会社のセンパイから「そういやお前、最近パチスロ打っとるんか?」とか訊かれて「打ってますよ~、月イチペースかな?」って答える情けなさから解放されたいののののぉぉぉぉっ!!
 定時で上がっても誰も文句言わない、いや、時給だから早く帰られる方が利益向上ってこの状況下で、パチスロ行かずに何とする!忘れてた!
 行くぞ!近場のスロ屋「世紀」!会社帰りの復帰スロ第一弾はキサマに決めたぁっ!
 フリーターになってからのスロ初出勤!行ってきまっすぅ~っ!


 午後6時過ぎに会社を出ることが出来るなんて何年ぶりかしら…アタシ、イケてる?
 そのまま迷うことなく「世紀」へ!この道、久しぶり!ああっ!懐かしい!
 久しぶりの「世紀」は相変わらず客付きも少なく、1Fがパチンコで2Fがスロという構成。当然設置台のラインナップは変わってますが、ここには必殺の「バラエティコーナー」が存在する!旧機種!旧機種!浦島太郎のボクでも分かる機種達がボク玉手箱ぉぉぉぉっ!!←錯乱。

 珠玉の名機が並ぶ中、復帰第一弾に選んだ機種はぁっ!
 エウレカセブンんんんんんっ!!
 うはぁっ!名機過ぎ!出始めにゃ打って打って打ちまくったっけ?
 BIG2種類、レギュラー2種類、ART搭載のそのスペックは、今でも十分通用するんじゃないかな?かな?ボーナス引いてARTにブチ込んで連鎖した時の爆発力は異常!うはっ!
 んじゃ、ごっつしばらくぶりにお相手つかまつるるるるるぅっ!!


 85ゲームから~。ぽんぽんぽん。ぽんぽんぽん。
 ん~、そうそう、この感覚。思い出してきた~♪

 白鳥号登場なら、ほぼ強スイカor弱スイカor強チャンス目。アツい演出!
 スカるけどな。

 チェリー出て、右下段に7図柄落ちなかったら強チェリー。アツい目!
 スカるけどな。

 あ、弱チャンス目。出現頻度から言えば、メインのボーナス重複役!
 スカるけどな。

 いいなぁ…このぬるま湯
 なんでこんなに奔放に育っちゃったの?だれも叱る大人はいなかったの?
 こんなんじゃ、どうあがいてもボーナスなんて期待出来ないわ。だって何引いても当たらないんだものオホホホホ!←テンション高い。

 …しょうがない。
 中段チェリー引いとくか。

 ボーナスorART重複100%の強制役。到来確率1/8000くらいだっけ?なんかオレ、コイツでボーナス引くのにこのプレミア役が絡むことが多いんだよなぁ…
 で、発生した演出が失敗したんでボーナス否定。つーことは?

 その次の演出が例えフットサルでも、
 必ず勝てるという安心感。
 ART「コーラリアンモード」当選でした。イイネ!

 で。
 ART中に弱チャンス目引いて、演出入って、ん?挙動がおかしいなぁ…とか思ってたら
 ジジイ出てきて逆転。
 白BIGでした。

 ART中ボーナスは次ARTも確定。
 BIG終了後に、もう1発入るARTの安定感。
 この無限連鎖が「エウレカ」の醍醐味なんよぉぉぉぉぉっ!!

 あー、やっぱオモレーわ「エウレカ」。これ、現役機種にも負けてないんじゃね?
 思い出させてくれました、スロへの情熱を。ありがとう。ありがとう「エウレカ」。
 お礼に、そのARTが終わって400枚くらいあったコインを全部返しておきました


 何か?(泣)


 投資3000円だったから、辞めてれば5000円くらいプラスだったのかな?
 まぁいいじゃん。ご祝儀ご祝儀。目出たい復帰デーなんだから!



 でもアレだね。さすがオレだね。こんな復帰直後だってーのに打ててるね。イイネ!スロに好かれてるね!
 じゃぁ別の機種打っても活躍できるんじゃね?うん、そうにちがいない!
 閉店までまだまだ時間はあるし、行っときましょう!うん!


 「ケツデレラ」あったので座りました。


 一撃で1万7000円が飛びました。


 もう打てません。スロ怖いです。さようなら。合掌。


平成24年10月9日(火) 落とし物拾った

 世には二種類の者がいる。
 幸運を拾える者と拾えない者だ。

 会社、いつもながらの定時上がり。もう社員じゃないから何時に帰っても文句言われる筋合いはないからね~♪(ドキドキ)←小心者。
 そして思うはスロのこと。10月一発目の勝負はあえなく敗退。しかしちょっと考えて欲しい。あれが勝負の全てだったのか?私はその程度だったのか?


 否っ!


 あれじゃ終わらない!我が幸運は無限のごとし!前回はちょっと調子が悪かっただけだ!そうに違いない!
 ならば! リ ベ ン ジ す る の に 何 の 迷 い が あ ろ う か !
 行け!己が誇りのために!勝利を!我に勝利を!



 前回の戦場、憎きパチ屋「世紀」に到着!
 狙うは…
 「ケツデレラ」の首!のみ!
 キサマ!キサマだ!ワッシの誇りと残り少ない所持金を根こそぎ崩壊に導きおって!コロス!絶対ヌッコロス!

 毎度毎度のご説明となりますが、この「ケツデレラ」、イマドキ流行りのARTオンリー機となっております。
 32ゲームごとに到来するARTチャンスに向けて、その32ゲーム間でどこまでART当選率を上げられるかがキモ。当選率は「ソードレベル」ってので表されて、MAXはレベル10(ART確定)。小役を引くごとにポイントが加算されて、10ポイントで1レベル上がる仕組みです。ようするに、小役を引きまくればそれだけARTに突入しやすくなるということ。
 よっし!小役引くぞ小役引くぞ小役引くぞ小役引くぞ小役引くぞ小役引くぞ修行す(略)


 ノーボーナス40ゲームで放置された台が転がってたので確保。ゲーム開始。
 開始わずか13ゲーム後、
 最強レア小役「シンデレラ目」到来。上中段2コマの[赤BAR]ね。
 何が最強なのか?
 見ての通り、ソードレベルが必ずアップする。だって最強小役だもの。一気に3レベルくらい上がることもあるんだけどたった1レベルしか上がらなかったのはオレ自身の設定が低いせいなのかコンチクショーッ!(泣)
 …それはいい。よくないけど。コイツが最強小役たるゆえん、それは…引いてから8ゲーム間、小役確率が格段にアップするのだ!
 小役はほとんど12枚役なのでコインもち大幅改善!それどころかコインあふれちゃう!そして何より…小役いっぱい引ける=レベルアップが期待出来ちゃう!ART突入率直結ウヒョ~~~~~ッ!!!
 こんな幸運が舞い込むアタシってば何てセレブ!行っちゃわないこと?このままヴァルハラまで行っちゃわないのこと?うひょひょひょひょひょぉっ!
 案の定、小役がテンコモリで固まって到来!ソードレベルが一気に8まで上がりました!
 32ゲーム後のバトル!こーりゃもうもらったも同然っしょ!初ART、いっちゃって~っ!

 負け。

 …あ、そう。
 ま、まぁ確率上はありえる、よね?レベル10以外は確定じゃないし。


 次ゲーム。
 「シン目ハズレ」到来。
 シン目ほど強力ではないが、これもレア。うむ、本日はレア小役に恵まれておるようだのぉ。ガハハハハ!
 よっしゃ!この勢いでバトル!バトル!

 負け。

 …まぁ、ソードレベル4までしか上がらなかったし…
 うん。


 次。
 何の因果か大盤振る舞い。
 滅多に来ないレア小役…の、はず。怖い。
 …バトル。

 負け。

 何でシン目引いて、ソードレベル4までしか上がらないかなぁ!なぁっ!?


 とどめに次ゲームではシン目引けなかったじゃないか!どーなってるンだこの台は!!←それが普通です。
 シン目引けないと、ソードレベル2止まりであっさり負けですか。どうしようも無いですかそうですか…


 さらに次ゲーム。
 やっぱ何も引けず、ソードレベルは5。いやレベル5程度じゃ何も期待出来な勝てました。ART当選オメデトウ。
 …どうなってンのよ、ホンマ…


 やっと突入したART、何事もなく終了して90枚。ホンマ、どうなって…はぁ…


 あ、いちおう他にもチャンスっぽいものもあるのよ。
 シン目ほどじゃないけど、同じように小役確率アップする「ツンデレ目」って小役とか。レベル自体上がりやすくなるレアステージ「プリシラステージ」とか。
 両方引いたけどどっちもスカったよ!プリシラステージに至っては、レベル上がりやすい環境下でのレベル3止まりを体現したよ!なんだよコレ!何かオレに恨みでもあるのかよウワァァァァァァンッ!!!



 …辞めました。
 損失額こそ5000円でしたが、他の大きな何かを失いました。これだけレア展開引きまくって勝てないってことは、ひょっとしてオレ、パチスロむいてないんじゃないでしょうか?←今さら。
 ともかく。
 これで今月のお小遣いが危険水域に達しました。以後の生活は落とし物でも拾って(略)。合掌。


平成24年10月10日(水) 続!るーろーはーんっ!!

 9月27日、台湾の家庭料理「魯肉飯」(るーろーはん)を作る。
 こんなの。
 豚バラ肉の細切れと干しエビ、椎茸などを、鍋で3時間ほど煮込む料理…のっける具材にけっこうな可能性を見いだしながらも「やはり日本人の味覚とは違うか?」という疑念が残る。

 念のため、先日もう1回作った。
 味調整で、オイスターソースと魚介系出汁を加えてみた。煮込みの際にゆで卵も入れてみた。さらに好みの味に近付いた。
 でも、やっぱ何か踏ん切りがつかないというか何というか…干し物系の出汁がここまでふんだんに入っている豚バラ肉なんだから、もっと生かせるはず!ガンバレオレ!(ぇ?


  1. 御飯1合、適当な具材(今回は、玉葱半玉を串切り、ピーマン1コざく切り、ニンジン1/3本薄切り)を用意。
  2. フライパンにサラダ油+ゴマ油を引いて、まずは玉葱を炒める。白くなったら他具材を炒め、塩コショウを適量。
  3. 隠し味程度に、ウェイパー小さじ1。
  4. 御飯を投入。さらに魯肉飯の具材を大さじ2加える。(ここでも脂が出るので、フライパンの油は少なめでよい)
  5. ※ちなみに今回は、前に作っておいた牛すじ煮込みも少々加えました。旨み劇的にアップ!
  6. その後は…
    叩く叩く叩く叩く!
    切る切る切る切る!
    混ぜる叩く返す切る混ぜる混ぜる混ぜる混ぜる!


 ふぅ。
 「魯肉チャーハン」完成。














 これや!これやったんや!
 干し物系出汁が獣肉の脂と超うまくかみ合って、えもしれぬ旨みを醸し出す!こりゃウマイ!中華屋超えた!←自画自賛。
 手間はかかるけどネー。でも、しっとり柔らかい豚バラと絶妙な牛すじ、そしてそれぞれをしめる干しエビと干し椎茸のコラボは異常。これクセになるぞ!
 脂の調整が難しいのが難点か。豚バラの脂、牛すじのゼラチン質、ごま油とサラダ油…んー、このへんにも調整の余地有り。ガンバル。

 すでに台湾料理関係なくなってきました。合掌。


平成24年10月15日(月) いったいどういなってんだこりゃ

 「会社辞める」という最終手段を経て、それでも「急に辞められると困るから」と言われてお情けでアルバイトとしてしばらく勤めることにして、お気楽ご気楽に既存ユーザーのサポートだけしてスローライフを満喫しながら次の人生を模索するはずだったのに…

 弊社社員の起こしたトラブルで、大爆発寸前のユーザーがありました。
 何の因果かアルバイトの身分のオレが、出張放り込まれて一人で朝7時から新幹線移動させられて見ず知らずの客先で挨拶直後から「質問にだけ答えンかいワレ!」的なゴロ巻かれ、必殺スキルの“土下座スペシャル”を連発しながらなだめながら説明しながら「ワレの勝手な思い込みで対応されたら現場がパニックに陥るだろうが!」言われながらでもその対応はシステムでもう10年以上前から使われてる標準機能とか言いたくても言えないポイズン。

 夜10時過ぎまで雪隠詰め。いい加減にしろよクソ会社…。合掌。


平成24年10月16日(火) ノーボーナスデー14

ノーボーナスデーッ!


No BONUS day!!


のーぼーなすでーっ!!!




 さはぁっ!本日は皆さんお待ちかね、「死に水はハイボールの味」でおなじみの「ノーボーナスデー」だっ!
 今日のパチスロは、いつまで打とうが絶対にボーナスが引けないんだぞぉっ!この5号機全盛時代にこの仕打ち!何があった!オレが悪いのか!?その通り!
 …なんか…もう…どうでも良くなるるるるぅ…

 何かに期待したわけじゃないんだ。
 パチスロに負け続け、もうお小遣いも底を突こうかという水準にまでなった。少ない残金で、もうちょっとマトモな勝負がしたかっただけなんだ。
 夜8時過ぎまで仕事。切りがついたので脱出。閉店までそんな時間もないけど、ちょっと遊びたい。そんな感覚だったんだ。

 少ない所持金。派手なことはすまい。
 リベンジに赴くパチ屋「世紀」。どうせ取り返すなら、今までヤられてきたここがいい。会社からも近いし。


 見回る。
 …どうにもイマドキの新台は肌に合わない。仕様も知らない台、あんま打つ気にならない。
 しょうがない。
 いつもの「ケツデレラ」で遊ぶか。

 無意味に7ゲームだけ回されてたノーボーナス台に着席。
 勝負を始めると、おや?小役が来ない。全く来ない。最初のARTチャレンジまで、ほぼ何の小役もないまま。おかげで2000円を要しました。

 …そう。「小役が来ない」、それが意味することは、ソ ー ド レ ベ ル が 0 の ま ま だということ。

 うははははは!初っぱなからチャンス到来!
 小役ゲットでレベルが上がり、それがART当選率に直結するこの機種!しかし、逆にレベルが1つも上がらなかったら超チャンスになるのですよ!ぶっちゃけワシ、今までのレベル0でのART突入率ってば100%なのぉっ!
 うほぁっ!キタ!これキタよ!よっしゃキサマちょっと天国まで導いてみ?ん?

 そしたらそのまま普通に負け!その後も勝てずに4000円消滅!ハレルヤッ!ノーボーナスデーッ!!!

 うっひょひょひょ~っ!レベル0で初めてバトルに負けたぁ~~~ぁっ!(泣)
 そこがピークでした。小役が来ない現状はいかんともしがたく。どうやっても勝てない勝負が続いて心が折れた。


 ええい!台が悪いのじゃ!左隣の「ケツデレラ」に移動じゃぁっ!

 そしたらそのまま何も引けずに9000円消滅!ハレルヤッ!ノーボーナスデーッ!!!

 あーっ!あーっ!「もうちょっと」「もうちょっと」が続いてこの始末!こんなにお金取られちゃったぁぁぁぁ~んっ!
 ん?「残金少ないとか言いながら、投資合計が1万3000円に達してる」?そりゃそうだろ途中ATM駆け込んで下ろしたんだからな!(怒)←逆ギレ。
 ソードレベル8まで上がって、バトル発展したその時に手持ちが尽きたんだよ!(泣)下ろすだろ!(泣)何を捨てても下ろすだろ!(泣)プライドも捨てて下ろ(略)
 あげくにレベル8でも負けたんだけどな!笑えよ!笑ってくれよ!(泣)


 …悔しい…っ!
 何この感情。オレの中に悪魔が生まれた。
 ついついお金をおろしすぎてたので、残金に余裕を感じて「モンキーターン」に陣取った。自分でも意味わかんない行動だったけど、きっと悪魔のせいだと思う。

 そしたらそのまま何も引けずに4000円消滅!ハレルヤッ!ノーボーナスデーッ!!!

 悪魔があっさり引っ込んだ。テメー責任取らずに逃げンじゃねーよブッコロスゾ!



 …はっ!
 頭 が 沸 騰 し て 、 気 付 け ば こ ん な 無 駄 遣 い を ぉ ぉ ぉ っ !!! No!No!No!
 いいいちまん、なななななせんえん…うわぁ…これ、どっから持ってきた金だっけ?どうにかなる金だっけ?
 なろうがなるまいが、どうにかせにゃならんのは紛れもない事実なんだがね…はぁ…

 何もいいところが無いままに、本日収支マイナス1万7000円!計算するのも簡単さだって使った金額がすべてマイナスだからねっ!
 久しぶりのこの感覚。自分が底辺であることの自負。紙幣はコイン交換商品券と変わり、何の価値も持たない存在と化した。
 解脱。
 菩薩の表情を持つ悪魔。ほほえみの向こうに透ける欲望。己の精神の具現化を黒一色の絵の具で塗りつぶすかのごとき妄言でごまかそうとしても負けは負けなんですけどねスイマセン!(泣)

 何をあきらめれば、今月生きていけますか?合掌。


平成24年10月18日(木) 肉2哀愁

「おや、どうしたのですか?そのように覇気のない顔をして」
「あら、どうされたのです?そんなに覇気のない顔をされて」

「神父様、シスター、私は何という大罪を犯してしまったのでしょうか。是非とも懺悔させていただきたいのです」

「まぁ、いったいどうされたのですか?」
「言葉にすれば心のつかえも取れるかもしれません。さぁ、神の前で懺悔なさい」

「はい。…私は…私は本日『キン肉マン~キン肉星王位争奪編~』というパチスロ台を打ったのですが…ああっ!私には言うことが出来ませんっ!」

「ん?山佐の新台?前作『キン肉マン』の後継機?」
「いわゆる『肉2』?出てたんですねえ。噂では、なんかARTオンリー機になったとか、店側も扱いづらい暴れん坊機種とか…」

「ええ、たまたま入店したパチ屋『世紀』に新入荷しており、空き台もあったので座ってみました」

「相変わらず、仕様も知らない機種に簡単に座れるんですね。逆に感心しますわ」
「でもせめて、その台の稼働履歴くらいは調べたんでしょうね?データカウンタあるんだし」

「はい、もちろんです。ええと…開店から4万円を一気飲み。出玉グラフはほぼ上向くことないまま直滑降。2000枚瞬殺の現在708ゲーム放置という履歴でした」

「バカだな」
「バカですね」

「そんなに褒めないでくださいよ。照れるじゃないですかデヘヘ」

「褒めてねぇし。そんなクソ台に平気で座れる神経が信じらンねぇつってンだよ」
「てゆっか、新台なのにそんな設定を入れるお店もどうかと思…コホン。失礼」

「で、意気揚々とゲームを開始したら…ああ、まさか…あんなことが…」

「ん~?いったい何があったというのですか?」
「おっしゃった方が、気が楽になりますよ?さぁ…」

「…分かりました。お話しいたします…」


 初代「キン肉マン」の登場は衝撃的でした。
 山佐の5号機で、メインリール3本+追加リール1本の4リールを採用。ボーナスは獲得枚数50枚そこそこの申し訳程度役で、コイン稼ぐのはARTメイン。
 ART「マッスルタイム」は、小役獲得もパンク役回避も目押しタイプ。「サンドバッグが出たらその色の7図柄を左リールに、キン肉マンかテリーがアップになったら逆押しで4thリールを狙ってね」って煩雑な操作のおかげで、完全に高齢者を門前払いしてました。げしょ。

 それだけにあらず。
 その肝心のART、ゲーム数制御でも、出玉枚数制御でもない、次回ボーナスまで継続って鬼仕様だった件。
 さらに、ボーナス後のART継続抽選は継続率での抽選+回数ストックの併用という超鬼仕様だった件。
 簡単に申し上げますと、
設定関係無く鬼爆裂するキチガイ台ってことです。ハイ。※余談ですが、設定6だけは“連チャンしないけど頻繁にARTに突入しやすい”っていう異端でした。

 おかげさまで大ヒット。どこの店にも導入され、良い客付きに恵まれていたのが4年半前。
 そして今回の「肉2」、満を持しての後継機となります。
 果たして、どんな打ち味になっているのか…



「実は、本日は我が家のちょっとした記念日でして」

「ほぉ?」

「嫁と外食することになってたんです。それで会社を早上がりして、嫁の来訪までの待ち時間に…その…パチスロでも打とうか、と」

「…クズだねぇ」
「まさにクソ野郎の見本ですね。もう慣れましたけど」

「そんな状況です。打つのは何でも良かったし、そこまで気合い入れて勝負するつもりもなかったので、物見遊山でノー知識の新台に座ったというわけで」

「ま、遊ぶ程度ならアリの選択ですかねぇ」
「奥様をお待たせしたらダメですよ。ちゃんと切り上げてくださいネ」

「で、前述のドハマリ台を打ち始めたのですが、なるほど、こりゃキン肉マン後継機だわ。70年代の懐かしき映像がテンコモリですよ」

「主人公のキン肉マンはキン肉星の王子…だったはずが、実は赤ちゃんの時に産院の火事で取り違えられた可能性があるってことが判明。ホントの王子を実力で決めるべく、同日同時刻に生まれた5人を集めて王位争奪戦をすることになったってのが今回の背景。うむ、ビバ!ゆでイズム!
「いえいえ神父様、キン肉マン以外のそれぞれの王子候補には神様が取り憑いてて、超人パワーが1億超えした対戦相手と戦うたかだか95万パワーのキン肉マンってとここそがゆでイズムですわ」
「なにをなにを!同条件で神様に取り憑かれて1億パワー超えしてるはずなのに一撃で噛ませ犬と化したキン肉マンビッグボディこそゆでイズム!
「はぁん?いきなり登場したキン肉マンの兄貴にあっさりすり替わられたキン肉マンソルジャー@もちろん1億パワーの立場は!?ゆでイズム!
「ああん!キン肉マンマリポーサが初めてマッスルリベンジャー使った時の壁画は確かに相手を床にめり込ませるタイプだったのに、後のご都合主義のためにたった1週で差し替えられてコミックでは確認できなくなっちゃった~ゆでイズム!

「…っはぁ、はぁ…」
「…ダ、ダメだ、ゆでイズムを議論すると、いくらツッコんでも足りない…」
「わ、わたし、若いから知らないはずなのに…クスン…」

「そんなこんなで、少し触ったタイミングでのこの機種のさわりの感想をば」

「うむ」
「お、お疲れ様です」

「通常パートは複数ステージあって、頻繁に切り替わります。それぞれキン肉マンやロビンマスク、テリーなどキャラクタの日常が描かれ、演出発生で小役?チャンス?あ、ハード的にはリール3本の普通のパチスロ筐体になってます」

「ふむ」

「チェリーは3つ並んだり並ばなかったりでアツさが違いそう?スイカはどうなの?まぁたぶん、イマドキの機種ならそんな小役気にしなくてもいいのかな?何かアツい時にレア小役っぽいの引いたらイイコトになるんじゃね?」

「えらくザックリだな~。確かに、イマドキのパチスロならそんなものかもしれません」
「相変わらず適当ですね♪その程度じゃ打たない方がいいと思いますよ♪」

「おろ?投資3000円の753ゲームでフリーズ発生。今までも発生したことあったけど、コイツのフリーズはそんなにアツくない印象。レア小役?
 うん、チェリーが一直線に並んで、しばらく細かい演出が続いて…
 サクッと初ART。こりゃラッキー」

「あら。おめでとうございます」

「この後“赤7そろえろ”みたいな指示が出て、中段に赤7そろってやっとART開始。マリポーサとのバトルが始まりました」

「なんか…当たり前ですが、初代とはえらく打ち味が違うっぽいですねぇ…」
「ARTオンリーになったってことは、内部の挙動も全然別物ですからね。初代のARTなら必ず“ボーナス引いて”開始→“ボーナス引いて”継続or終了の形だったんですけど…」

「それがボーナス無い仕様になっちゃったから、どうやったら終わるのか皆目見当つかないんだなこれがガハハハハ!」

「転落抽選?ゲーム数?ん~…」
「あら?画面左上に分数が表示されてますわ?小役そろうごとに、分子にその払い出し枚数分がカウントされてますけど…ああ、分母の枚数まで払い出したら終わりってこと?」

「ほぉほぉ。初戦のマリポーサは払い出し枚数制御のARTみたいです。分母が増える上乗せ抽選もあるみたいですよ~」

「で」
「その上乗せとやらは?」

ほぼ無しで終了。獲得枚数62枚ときたもんだガハハハハ!」

「あー…」
「アレですね、ダメなタイプですね」

「あ、でも、次のARTは20ゲームで到来。終了後の高モードみたいなのもあるようですよ」

「で」
「上乗せは?」

「今回はけっこう。マリポーサでそれなりに増えて、最後のバトルにも勝てました。となるとART継続?次の相手は…キン肉マンゼブラか。あ、今度はナビ回数制御のARTだ」

「ほほぉ、対戦相手によってART制御が切り替わると」
「なんだか面白そうな仕上がりですね」

「今度のARTもナビ回数の上乗せアリ。残念ながらこのART最後のバトルで負けて終了しましたが、獲得枚数415枚。うむ、それなりそれなり~」

「ん。まぁどういった機種かは分かりましたが…」
「奥様の方、よろしいんですか?」

「ああ、そこから300ゲームほどの間にART2回食って、でも合計300枚ほどしか出なかったのでコイン全然溜まらず、ほとんど飲まれたとこでようやく嫁から連絡があったんですよ。夜7時半…Oh…

「あらら」
「のんき…なのかしら?」

「で、届いたメールを見てみれば、『お祝いに、いいステーキ肉を買いました。もう家に帰ってます』だってよ!ガハハハハ!テメー外食するんじゃなかったのかよ!ガハハハハ!(泣)」

「は?」
「???」

「いやいやいや!『夕飯は食いに出るって話じゃなかったっけ?待ってンだけど?』送信!」

「…それで?」

「…ヤツからの返信『あーそうだっけ?どっちでもいいよ』あーもう!なんでアンタはそんなにフリーダム!怒畜生!」

「Oh...」
「お察し申し上げます…クスン…」

「ヤツの気まぐれはいつものこと。ここで言い合っても無意味です。『わかりました。適当にキリをつけて帰ります』送信…ハァ。手持ちのコインを全部飲ませて帰りますわ…」

「おいたわしや…」
「なるほど。わかりました。それが今回の懺悔なのですね」

「…って思ったんだけど、ね?」

「ん?」

「コイン無くなる寸前の159ゲームで、なんかARTに入りまして」

「ああ、別にいいじゃないですか」
「少し稼いで、終わったら即ヤメすれば?何も悪いことはありませんよ?」

「ええ、普通に消化してたんですが、唐突に…
 こんなのが発生」

「なんだこりゃ?初めての演出ですね」
「こういう“7をそろえろ”系の演出は、総じて爆裂契機だったりしますが…え?もしかして?爆裂モード?

「いや、
 そろわなきゃ何も無いんだけどね

「ハハハ、意味ねぇ」
「なぁんだ。つまんない。何が起こるか期待しちゃったじゃない」

「でも、ね?何ゲームか後に、
 もっかい発生して…
 今度はそろった

「はぁ!?連続で来るようなモンなのか!?」
「“すーぱー はっする たいむ”って書いてある!ナニコレ!?ナニコレーッ!?」

「なんかおっ始まったどぉっ!ええと!ええと!変なモードに入って、1ゲームごとに…うわわわわっ!スッゲー上乗せされちゃってる!7ゲームほど続くみたいで、上乗せされないときもあるけど、されるときの大盤振る舞いはもぉ!もぉ!
 こんなのうきゃーーーっ!
 つまりアレだ!超上乗せモードだコレ!!!


「うっわー!一気に500枚以上の上乗せ!?これだけ消化してたら途中さらに上乗せもされるだろうし、一撃1000枚くらい行くんじゃねーか?」
「ラッキーですね。ちょっとだけ帰るの遅れそうですけど嬉しい誤算?フフ」

「ええ。これを最後まで消化して8時半くらいでしょうか。時間的にもベストです」

「うむうむ」
「えぇえぇ」

「…に、しても…」

「ん?何か?」

「予測に反して、ART中はゲーム進行が遅い。リプレイ以外が来ないと獲得枚数も進まないし、時々上乗せされるとさらに遅れが確定するわけで」

「そう…ですね。さっきの500ゲーム上乗せから、いつの間にか1時間経ってるのにまだ終わってないですし」
「なんだかんだで上乗せで、継続ゲーム数が1000ゲーム超えてるし」

「あーもう!早く終わらなきゃならんのに!嫁が待ってるのに!」

「もったいない話ではありますが、そろそろ終わらないと、ちょっと、ね」
「あ、でも、ようやく獲得枚数が分母に到達しそうですよ。とりあえずいったん終われそうですね。お疲れ様でした」

「…ってタイミングで、
 まただよ

「え?マジ?」
「えー…」

「なんだよ。これレアじゃないのかよ。せっかく終われそうだったのに。
 誰が…
 誰が…
 741枚も上乗せしろっつったんだよ!(泣)


「うわーーーーーっ!!」
「うわーーーーーっ!!」


「元の木阿弥だよ。さらに1時間半確定だよ。さすがに“現金”が噴出してるような台を捨てて帰れないよ。打つよ。必死で打つよ」

「なんで…なんで…」
「こんな神展開…後日に分けてくれてもいいじゃない…」

「打ったよ。必死で消化したよ。
 ホッパーエラーのタイムロスすらストレスだよ。もうイヤだよ。
 でもこんな時に限って、狙ったように…
 通常時にすらガッツリ上乗せだよ!(泣)

「ぐぁっ!なんちゅう偏りだ…」
「なんで…こんなシチュエーションでしかあなたは…長期ART引けないのよ!今までどれだけ無駄遣いしたと思ってるのよ!うわぁぁぁぁぁぁんっ!!」

「せっかく分母に追いつきそうだった獲得枚数は、一瞬にして分母の独走を許した。即ヤメはすでに不可能の域。やむを得ず、この台を譲れる会社の同僚・先輩を探したが…こんな時に限って誰もいない。テメーラ何マジメに帰宅してンだよ!バカか!←暴言。

「落ち着いて!落ち着いてください!おっしゃってること無茶苦茶です!」

「9時半、嫁からメールが来る。『…まだ?』ハイ死んだ!オレ死んだぁ~っ!(泣)」

「でも、辞められないよなぁこんなの!まだ噴出してるんだもんなー!」
「でも!でも!目先の小銭と自身の生命を天秤にかけたら…」

「 目 先 の 小 銭 だよな?」

「そうだな」
「そうですね」

「3000枚突破。嬉しいはずのこのシチュエーション、今はただ地獄…地獄…」

「いや、でもようやく…」
「ええ!分母への出玉枚数追いつきが見えてきましたよ!あと100枚弱!これならもう!」

「ええ!ええ!はっはっは!
 そんな時だからこそ!
 また来やがったよコンチクショーーーーッ!!!!!(泣)

「…マジで?」
「ホントに?え?ホント?」

「どーなってンのよ!ホンマどーなって!?
 ホ ン マ ど ー な っ …

「…」
「…ぅぅ…」

「もうダメだぁ~もうダメだぁ~、終わるわけないもうダメだぁぁぁ~…」

「…消化…とりあえず消化を…」
「こうなったら取り切りましょう。無理だけど。なるべく獲得枚数を稼ぎましょう…」

「画面にゃ次回のART継続は100%って書いてある~。次のARTまで継続確定なんだろうなー。そもそもこのARTすら取り切れないんだろうけど~」

「ああ、普通にART消化してるだけなのに…何でどんどん上乗せされてるの?分母が5000枚を超えてるの?
「は…ははは…次回継続ARTも、払い出しが保証されてるコインも、全部無駄…時間的に無駄…はははは…」

「夜10時半、もう閉店時間が見えてる。たんまり残ったART。はは…そんなときにふらりと隣に座ってくるセンパイ!『よぉ出とるのぉ。声かけられんかったわ~』テメ来てたなら声かけろや!これ譲ってワシとっとと帰れたのにぃぃぃぃっ!!!←逆恨み。

「あーっ!あーっ!」
「もう…もうぅぅぅぅっ!」

「先輩も帰り、ARTは終わらず、黙々と消化をし、勝手に上乗せされまくり…そのまま…閉店時間…」

「くっ!」
「どうしたら…良かったんでしょうね…」

「店員に止められ、泣く泣く手を止め…
 意地のラストショット。4971/5316、2213ゲーム消化…」

「…」

まぁ、そりゃ、ね?5.5枚交換なので、9万3800円。収支はプラス9万とんで800円。大勝ですよ」

「…」
「…」

「なんで…こんな…なんで…」


「アアアァーッ!」
「アアアァーッ!」
「アアアァーッ!」



 家に帰ると、嫁は一人でステーキ食って寝てました
 明日の朝にでも離婚調停でしょうか?合掌。


平成24年10月21日(日) Let's牡蠣の佃煮!

 牡蠣の旬がやってまいりました!

 10月から販売開始!養殖場に花が咲く!広島名物の牡蠣が、また我々の胃袋を満たすためにご降臨!
 海のミルクとも言われる牡蠣。栄養価も高いが何よりウマイ!
 苦手な方もいらっしゃるかもしれない…おなかを壊した方も…でも!大丈夫!ボクも過去3回あたってるよ!もとい、そんなことが起こらないように養殖場では万全の管理をしてるんだ!出荷前の水質検査でチェックしてるんだよ!これにより、おなかを壊すことはまず無いんだ!どっかのバカ魚類みたく「古くなってたのを疑いもなく食す」とか「際限なく大量に食う」とかさえしなければね!

 閑話休題。

 養殖場行って、むき身を適当に買って参りました。今年もヨロシク~。
 さて…出番です佃煮さん!
 牡蠣フライ、牡蠣鍋、牡蠣飯…定番と言われる料理は数々あれど、我が王道は佃煮。これに限る。
 日持ちがするし、作るのにテクニックいらないし、味も好みだし、何より数時間煮込むのでおなか壊すことが完全に無くな(略)。←トラウマ。
 テクはいらないけど手間はかかる。そして手間は惜しまない。これだけです。

 ベースは昆布出汁。“食材を引き立てる”って意味では最高の出汁。
 本気でやれば、やれ「一番出汁」だぁ「二番出汁」だぁってのがあるみたいですが…そこはそれ、我らブルジョア!深く考えずに贅沢しちゃいます!
 鍋に水を3cmくらい張って、キッチンペーパーで表面ぬぐって汚れを落とした昆布を2枚ほど投入。15分ほど放置すりゃ一番出汁が出来上がる…けど無視!そのままトロ火で煮て一煮立ちして二番出汁まで搾り取れぁっ!
 スイマセン、料理人の方からしたらトンデモナイことしてるのは自負してます。でも、私、素人ですからぷっぷくぷーっ!

 昆布を取り出して、その中に牡蠣むき身をin!
 あまり大量はダメよ。鍋の底が埋まるくらいでOK。
 牡蠣は事前に濃い塩水で洗っておくこと。ヒダヒダの間までしっかりヌメリを取る取る取る!すると塩水がビックリするくらい黒いヌメリであふれていきます。
 煮込んでいくと、牡蠣から大量の水分が出てきます。煮込む上で水分は少ない方が手間かからないので、最初はヒタヒタ程度のうっすい水量でOK~♪
 特に煮込み初めはすっごい量のあくが出るので、頻繁に取ってあげること。この手間を惜しまない者に、神は褒美を与えてくれるのです!つきっきりでオタマ抱えてすくえすくえすくえ世界を救えぇっ!!

 30分後…

 ヘイヘイ牡蠣ちゃんビビってる~?
 海のミルクの本領発揮。牡蠣から出てきた水分は乳白色なのでございます。あ、出てきても大丈夫よ。さらに煮込んでちゃんと食材に戻してあげるんだ・か・ら♪
 食材が水面から顔を出したところで調味料。砂糖大さじ2、日本酒大さじ3、隠し味に塩を少々。ちょっと経ってから醤油を大さじ…1.5?2?お好みで。調味料も、出来ればまともなヤツをお使い下さい。味が劇的に変わります。
 これでさらに煮込む!煮込む!煮込む!

 これくらい煮詰めたら、照り出しもかねてみりんを適量投入。
 火を強めにして、煮汁も少ないので回しかけるように鍋を振るのです!振るのです!振るのです!神は目の前です!



そして…




完成!



 できたてつまんでバカうま!ぅお~し今回うまくいった!←毎回神頼みの目分量。
 食材は冷えるときに旨みが染みこむので、このまましばらく寝てもらいましょう。明日が楽しみだムヒヒヒヒ…
 おお、嫁よ、出来たよ!ちょっとつまんでみ?どだ?
 「うわ!超おいしい!」
 そうだろうそうだろう!どうだろうああだろう!むははははは!
 「お母さんに持っていく!タッパーに詰めて!」
 …へ?

 ボクの2時間は、10分で昇天しました。
 たぶん400gは煮込んだのに、ボク、1コしか食ってません。
 まぁ…いいけど…ね…はぁ…。



 お義母さんが褒めてくれた。嬉しいデヘヘヘ~♪合掌。


平成24年10月24日(水) バカに権力を与えるなっちゅーの

 いえ、決して弊社上層部のことではありません。

 端的に申し上げますと警察のことです。特にネット犯罪がらみの。
 逮捕・起訴って、場合によってはその人の人生を狂わせてしまうってのに、ノー知識でネット界隈の犯罪を取り締まろうとは言語道断!最低限の知識もない頭でっかちのクソジジイが、曲がった正義感と自己顕示欲のために事実をねじ曲げてしまう…世も末ですよ。

 昨今話題のアレですよ。「犯罪予告書き込みがあったので、発信元をたどってパソコン特定して所有者を逮捕して起訴して保護観察処分にまでたたき落としちゃったけど、実は誤認逮捕でした~ゴメンネっ♪」って事件ですよ。
 「IPアドレスだけで逮捕」とかアホかと!馬鹿かと!
 私もネットとかパソコンとかに関しては 素 人 同 然 ですが(大いばり)、それでもこれが如何に無意味で危険なことかは想像できます。それすら想像できない無知集団に、権力振りかざされて自白強要されるとか…考えただけでも恐ろしい!
 知らないなら何もするな!分からないなら黙ってろ!方法がないなら放置しろ!ネットの落書きごときで第三者の人生を壊すなっつーの!


 以下、素人なりの解釈をば。

 今回の重要要素、IPアドレス。
 いわゆるネット上での住所です。「127.0.0.1」みたく、1~255の数字4つをピリオドで区切ったタイプの表記で表されるのが一般的です。これがネットでのやりとりの指標となります。
 ネット上のやりとりを、手紙に例えればわかりやすいでしょうか。「相手先のIPアドレス」が宛先として書かれ、自身の住所の欄には「発信元IPアドレス」が必ず記載されているようなものです。
 IPアドレスは、そのネットワーク上では重複できない唯一無二の番号。それゆえ確かに(一元化されている平坦なネット内であれば)発信元IPアドレスでパソコンを特定するのは容易です。

 でも広大なインターネットじゃそんな前提なんて屁のカッパなんだな~これが。

 今回の件は「PCを遠隔操作できるウィルスに感染してた」ってのが最終的な検証結果なんでしょうが、他にもいくらでもなりすます方法はあります。
 簡単なのは無線LAN。イマドキは一般家庭にも普及し、そりゃ便利な機能ではありますが、悪意のある第三者を簡単にネット接続させてしまうことができるという側面もあるのです。
 いったい世の無線LANルーターのどれほどがセキュリティ的に甘いのでしょうか?その答えは、町中で無線LANの電波を無造作に拾ってみれば分かります。未だに暗号化すらされていない回線の何と多いことか!まぁ暗号化っつっても、WEP2程度じゃ一撃で(略)
 こういうのに勝手に接続するだけで、あっという間に発信元偽装の完成ですわ。まぁ!何てお手軽!無線ルーターには最低でもMACアドレス登録はしておきましょうね!メンドいけど!
 あとは…ずぼら企業がサポート用に穴開けてるリモートデスクトップ接続を狙って無作為3389ポートアタックを(略)
 もっと単純な方法なら、ぶっちゃけ家宅不法侵入で(略)。
 他にも(略)。

 つーわけで、発信元偽装なんてお茶の子さいさいなんですよ。この時点で、IPアドレスたどっても確実じゃないことがおわかりいただけるかと思います。
 そもそもそんなことしなくても、攻撃用スクリプト組んで掲示板とかに貼り付けりゃ無意識に(略)。
 とか。
 抜け道も何もかも、たぶんオジサマが一夜漬けでお勉強した程度の知識ではとても太刀打ちできないほどに存在するわけですよ。
 そんな状況も把握せず、否認してる人に自白強要までして都合の悪い真実(2秒間で300文字打ち込むなんて人間には不可能)を忘却の彼方に追いやってまで起訴して…どうするのよ?誰が責任取るのよ?

 今月から施行されたダウンロード違法化もそう。これってリンク1つで誰でも犯罪者になってしまう危険性があるってことでしょ?
 たとえば、適当なウェブサイト作って、適当な企業名を勝手に名乗って、音楽ファイルや映像ファイルを自由にダウンロードできる環境にして、トップに「全て著作権者から許可をもらって公開しています。安心してダウンロードしてください」とかウソ書いちゃえば、騙された人がダウンロードしちゃうでしょ?たぶん少なくない人数が、「へぇ~そうなんだ」って深く考えもせずにダウンロードしちゃうでしょ?え?その人は犯罪者なの?※シチュエーションによっては無罪ですが、それを証明するものも簡単に抹消できるのがネットですし…
 そういう曖昧さを全部なぁなぁで済ませた法律作って、何が規制だっつーの!
 ネット界隈は自己責任とよく言われます。ウィルスに感染するのも自己責任。それによって損害が発生しても自己責任。だったら、そういう無意識の自己責任に対する責任のよりどころって?

 前にも言いましたが、規制を厳しくして喜ぶのはアウトローな商売をしてる方々ばかりなんですよ。規制すればするほど、犯罪の温床も増える道理なんですよ。だって儲かるんだもん。一昔前のいわゆる「Black-CASカード」を販売するSPAMで埋め尽くされたワシの迷惑メールフォルダを何とかしてくださいよ!(泣)ンなもんカードライターと例のツールと東芝製B-CASカードがありゃいくらでも増産でき(略)
 だからって「全ての規制を撤廃すべき」なんて馬鹿げたことは申しませんが…なんか、違う方向に進みすぎてやいませんか?合掌。


平成24年10月26日(金) 皮剥いて吊せ

 夜中の2時半まで渋柿の皮を剥く。いとむなしきかな。

 今週の頭、実家に帰ってました。
 裏庭に、山のように実った渋柿。放置して鳥の餌でもいいけど、せっかくだからちょっと収穫。
 都合50個強?いい加減に取ったのに、なにこの量?集荷に使ったゴミ袋いっぱいだわ。重ぇ…
 抱えて、実家を後にして、家に戻って、すぐには手を付ける気力が無くて冷え込むベランダに放置してたけど、さすがにもうそろそろ手ェ付けにゃいけんよのぉ…

 昨夜11時。なんとか着手。
 台所のシンクに転がして、改めて目の当たりにするその量。山。そして山。ぶっちゃけウンザリ。
 ってへこたれててもしょうがない。いっちょやっちまいますかぁ!文明の利器「ピーラー」(皮むき器)様を掲げ、いざ、戦場へ!
 1個手に取る→まずヘタ周りを削る→そこから縦に剥いていく→おしりのキュッとした堅い部分を落として完成。
 ふぅ。1個で約3分。これを50個強?はっはっは、単純計算で150分?2時間半?


 oh…


 10個くらい剥けたら、「紐で結ぶ」「かび予防に熱湯に浸ける」「外に吊す」って作業も発生します。2時間半以上かかること確定。(泣)
 剥く、剥く、剥く…
 結ぶ、結ぶ、結ぶ…
 ゆでる、運ぶ、吊す…

 平日の真夜中に何やってンでしょね?アタシ…



 午前2時半、ようやく完了。
 身も心もボロボロだったけど、台所をそのままにしておくと起き抜けの嫁にミンチにされるので片付けて、掃除して、排水口のネット取り替えて、レンジ周りも拭き掃除して、あれ?
 ついでに翌朝分の炊飯をセットして終演。ハッハッハ、3時回った…(泣)
 もう…寝る…


 ここまで手ェかけたんだから…
 いい子に育てよ!

 干し柿完成、楽しみです。合掌。


平成24年10月27日(土) 天賦の才

 友人と、飲みの約束をしていたのですよ。
 私が東京にいた時分からの友人。今は彼も広島在中で、時々こうして飲み会を開催してるわけですよ。住居はお互いちょっと離れてるので、今回は彼がこっちまで来てくれる手はず。いい縁が続いてて、ありがたい限りです。
 と、決まってはいるものの、私は仕事。土曜日なのに仕事。社員辞めたのに仕事。バイトでお手伝いだけするはずだったのに仕事。夜までかかることが確定してる仕事。
 何なんでしょね?ホンマ…

 彼には悪いのですが、こちらの状況が落ち着くまで待っていてもらうしかありません。スマン。
 「大丈夫ッス。パチでも打ってます」
 あ~、そか。キミもコチラの世界の住人だったね…。
 市内の水はしょっぱいぞぉ。あんまヒドい目に遭うなよ~。

 午後6時…7時…やればやるほど増える仕事量。他に出ていた社員も、一人、また一人と帰っていく。アタリマエだね土曜日だもんね!(泣)
 あー、マズイなぁ、待たせっぱなしだ。いちおう「そっちも切りが付きそうなら連絡してね」とはメール入れてるけど…
 つーか、待たせてるわけだけど、彼からも連絡無いのねん。こりゃ調子がいいか、辞められないほどブッ込んでるか、か。後者なら、今日は荒れるな…(覚悟完了)

 8時。さすがにアレだわさ。メール入れよう。「どう?」
 …お、返信。
 「まだ討ってる」(原文ママ)
 戦国時代にタイムスリップでもしたんでしょうか?ん~、どう判断すればいいんでしょ?底なし沼でもがき苦しんでる?んんん~…
 ま、これ以上待たせるわけにもいかないか。やむを得ん。8時半で仕事終了。会社に鍵をかけて、彼の討ってる打ってるパチ屋に向かいました。
 大丈夫だろうか。彼も負けず嫌いだから、頭に血が上ってツッコミすぎていないだろうか。今日はオレのおごりになっちゃうのか?(泣)

 ドキドキしながら現場到着。え~と、パチンコ「AKB48」打ってるっつってたな。何階だぁ?
 コーナーを探し出し、けっこうな大量導入をされてる「AKB」の森をかき分けて…見つけました、彼を。






























 そこには、がいた。
 えーとね?玉がいっぱい詰まった箱がね、ひぃ、ふぅ、みぃ、ん~…20箱以上?かな?これは何デスカ?アタシこんなの見たことアリマセン!(泣)
 「あ、お疲れッス。この上皿分が終わったら辞めます」
 は、はぁ…そうでございますか…

 昔から、彼は「持ってる人」でした。ギャンブルでの勝率がハンパなかったのです。
 いやしかし、まさかこの待ち合わせ時間だけの勝負であてられようとは…面食らった。なんか、何もかも違うのよ、オレとは…

 オゴリな。←完全に嫉妬。合掌。


平成24年10月28日(日) 琥珀色

 あんず酒。
 忘れとった。
 引っ張り出した。
 出来上がっとった!

 
 氷と共に、グラスに注いでみる。
 澄んだ…いや、たゆたうアルコールの縞模様が日の光にまどろむように廻る琥珀色。見ているだけで綺麗。
 口に含むと、その芳醇な香りの何と際立つことか。何にも整えられることなく、ただ実ったままの野生。鼻腔をくすぐる青臭さ、苦み、すっぱ味…その全てが、まさかの風味に変わる。面白い。
 三本のうち一本は嫁の実家にあげたから、自宅在庫は二本。こりゃたぶんすぐに無くなるわ。

 自分で作って育てた酒、か。美味かな。合掌。


平成24年10月30日(火) You can fly!

 おかしいな。

 弊社があまりにブラック過ぎて、社員の立場を自ら辞して、それでも会社の強い残留依頼でやむを得ずバイトになって、バイトだから社員より楽になれるはずだったのに…
 なんでオレ、夜11時過ぎまで会社でキーボード打ってるんだろう…?
 さぁ!勤務体系が以前と変わらなくなってまいりました!大方の予想通り!こんなンじゃ社会的地位を失っただけの辞め損じゃぁないですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!(泣)

 いいですよ。バイトになって給料も時給換算になったので、勤務時間は全部正直に報告してやりますよ。社員時分にゃサービス残業のタダ働きだった部分が、ホンマに金銭換算されたらどうなるか思い知れ!現時点で月給50万超えそうなんですけど~?(ドキドキ)
 …ウン。タブン、強制撤回サセラレル…
 まぁそんな日常。懸念されてたけど不可避な日常。


 で、真夜中にやっと退社したんですよ。ちょっとでも健康に気を遣おうと、家までの道のりを歩いてたんですよ。
 会社と家の中間地点過ぎくらい、ホテルとかが乱立する辺りで、なぁんか声が聞こえるんですよ。女性の声が。「あ゛~あ゛~」とか「もぉ~!開けて(?)よぉ~!」とか。で、まわりのミナサンもザワザワと色めき立ってる。上の方を見上げてる方も。ん?
 よく分かりません…

 目の前の信号が青になったとたん、向こう側にいた、ジャージ姿で大きなファッションサングラス(?)かけてるネーチャンが、いきなりこちら側のホテルに向かって駆け込んだのですよ。ハァ?
 私も横断歩道を渡って、ふと振り返って…あー、そゆことか。

 ホテルの窓、10Fくらいに女性の影。
 窓を開けて飛び降りようとしてますがな。

 さっきホテルに駆け込んでったネーチャンはツレか?
 窓際の女性は酔ってるの?クスリ?
 窓をガチャガチャしまくって、でも当然防犯のために一定以上の隙間は出来なくなってて、それでもガチャガチャ。
 まぁ心配は無いでしょう。そそくさと立ち去りましたよ。つきあってらんねー。

 何か理由があったのか。
 単に一時の気の迷いか。
 ビルの下でトマトみたいになりたいのなら、せめて清掃代金だけは残しなさい。迷惑かけるな。
 公共の場でそんな死に様さらしたら、場合によっちゃネットにアップで死後もずっと変態どものズリネタだぞ。いいのか?
 テメーが持ってるピストルはオモチャだけど、入ってるのは実弾だ。ふざけてだろうが間違ってだろうが、引き金引いたら取り返し付かないんだよ。

 つまんねーことで死ぬなよぉ。どうせ死ぬなら、つまらなくないことで死のうぜ。合掌。